県立きらら浜自然観察公園探鳥会
毎年8月恒例のきらら浜探鳥会に参加。パークレンジャーさんを講師におむかえして勉強会「カイツブリの子育てについて」と公園内の探鳥(昆虫・植物観察を含む)会を楽しみました。
山口県立きらら浜自然観察公園 案内図 |
カイツブリの子育て |
Ⅰ、カイツブリの子育てについて、勉強会。
ガイダンスレクチャールームでパークレンジャーさんによるOHを使用した勉強会。
昨年・一昨年と淡水池の塩分濃度上昇など水質汚濁等による環境変化で、カイツブリが寄りつかなくなった。環境対策が功を奏して、カイツブリの子育てが今年は再開した様子を紹介。
勉強会風景 |
・きらら浜カイツブリの子育てについて。
抜粋「きらら浜自然観察公園だより」:一年のうちでもっとも観察できる鳥が少なくなる夏を迎え、唯一来館者を楽しませてくれているのはカイツブリの親子です。今シーズンは6ペアのカイツブリから27羽のヒナが孵りました。内訳は6羽×2巣、5羽×1巣、4羽×2巣、2羽×1巣で、平均4.5羽でした。それぞれ孵化日が違うため、カイツブリの成長の変化を淡水池ですべて見ることができ、公園としても希少種の保全と環境学習の素材として、一石二鳥のありがたい存在となっています。
タイトル |
山口県では留鳥、体長26cmで足は水搔き状で歩くのに適さない |
巣は淡水地の水際、カメと縄張り争い |
♂♀共同作業で水生植物の茎や葉を使用 |
カラス襲撃防止に透明のプラスチック製 |
♂♀で卵を温め約27日でヒナが孵る、子育ては背中で行う |
今年はヤゴ(トンボ幼虫)大発生、その他にエビ・水生動物など♂♀が与える |
ヒナの天敵はヘビとカラス |
水際の植物(茎・葉など)で作り水にう浮いている、風や波に弱い構造 |
・子育て復活への環境対策。
酸化マグネシュウム散布による水質改善、エサ保護の為に大型外来魚駆除。今年はエサのヤゴが多く発生するなど、環境が改善されたようだ。
きらら浜自然観察公園の対策 |
塩分上昇 |
薬剤による対策 |
エサになる水生動物保護対策 |
成果 |
ヤゴ(トンボ幼虫) |
観察会が好評 |
Ⅱ、観察ホールでの探鳥。
ソリハシシギ・アオアシシギ・ダイサギなど、いつものミサゴ食事風景。スコープが設置され、手ぶらでも野鳥観察が楽しめます。
スコープによる干潟観察風景 |
魚類、水生動物 |
汽水池のソルハシシギなど |
魚類専門のミサゴ、汽水域でダイビング捕獲、千潟の杭で食事 |
Ⅲ、きらら浜自然観察公園の屋外探鳥会。
セッカの鳴き声が騒々しい、クモとコガネムシの死闘はコガネムシのすり抜け技で勝利。
いざ探鳥・自然観察に出発 |
ヨシ原の説明板 |
・クモとコガネムシの死闘。
自然の摂理なので静かに観察、結末は・・・・・?。
①クモの捕食行動 |
②同上、糸を巻き付ける |
③同上 |
④同上。コガネムがクモの巣から落下して、命からがら脱出・・・ |
・淡水ビオトープ。
水中はオタマジャクシがうじゃうじゃ、水面は白とピンクの花が満開で綺麗。今年はトンボが少なく、よく見かけるチョウトンボが特に少なかった。
淡水ビオトープの説明板 |
水生植物 |
・土路石川河口。
遠くにオナガガモなど探鳥。干潮で近くの水際にカニが穴からぞろぞろ出て来る、野鳥を警戒しながら食事中。
土路石川河口の説明板 |
土路石川河口から周防大橋を望む |
干潟の説明板 |
きららドーム。干潟とヨシ原の間の道から、ビジターセンターへの帰路 |
ビジターセンター内、反省会&雑談 |
Ⅳ、萩カワセミクラブ探鳥会の鳥合せ。
・鳥合わせ 観察した野鳥 25種。
キジバト、カワラバト、ウグイス、カワウ、ミサゴ、ソリハシシギ、ハヤブサ、ダイサギ、アオアシシギ、カワセミ、キンクロハジロ、セッカ、コゲラ、カワウ、イソシギ、アオサギ、カルガモ、オナガガモ、スズメ、ハシボソガラス、ハクセキレイ、カイツブリ、ウミネコ、トビ、ツバメ、。
・トンボ。
アオモンイトトンボ、リスアカネ、コフキトンボ、シオカラトンボ、ウズバキトンボ、チョウトンボなど。
Ⅴ、会場の紹介 ~ようこそ渡り鳥の交差点へ~。 「詳細はHPをご覧ください」
きらら浜自然観察公園管理事務所。
〒754-1277 山口県山口市阿知須 509-53
http://www6.ocn.ne.jp/~kirara-h/
・開園時間 午前9:00~午後5:00。
・休 園 日 月曜日(休日の場合は翌日) 年末年始(12月26日から1月4日)詳細はHP。
・ビジターセンター入場料 200円(18歳以下無料 20名以上の団体は1名各160円。
ビジターセンター |
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