2011年8月20日土曜日

萩カワセミクラブ8月例会(2011年)きらら浜探鳥会 4,184歩、報告。

2011年8月20日(土)曇り時々小雨、会員(12)+オブザーバー(2) 合計14名。


開設10周年を迎えた、山口県立きらら浜自然観察公園(特定非営利活動法人 野鳥やまぐち、山口県山口市阿知須509-53)で毎年恒例の8月探鳥会を開催しました。

公園の皆様いつもお世話になり、ありがとうございます。




Ⅰ、レンジャーの皆さんと野外観察。
いつもは多いトンボはリスアカネ・マイコアカネととても淋しい。
野鳥は淡水池にカイツブリとヒドリガモの水浴び、セッカとホオアカが囀る。
レンジャー A氏は水中生物を網ですくいブラスチック容器に○○エビと○○タガネを入れる、すぐにタガネはエビに喰い付き体液を食す。
雨が降り出し急いで管理棟に戻る。(注:○○は聞きもらした)


Ⅱ、座学「自然環境調査」のあれこれ、講師 A氏。
環境影響評価、風力発電事業などのついて自然状況を動植物(鳥類)を中心に講義。

調査方法は①ラインセンサス、両側25mのルートを設定して約2㎞/hで歩きながら記録、小型鳥類が対象で早朝実施。②定点調査は複数設置、8時から16時に三日間連続、渡りの時期には日の出・日の入り前後の1時間を含む、主に猛禽類・大型鳥類が対象。

自然保護に寄与する為に 個人レベルの調査は身近な自然観察から調査、自宅に飛来する野鳥を毎日記録、毎日の散歩で30分間野鳥記録、近所の公園・裏山など定期的に記録するなど行って身近の環境を大切にしましょう。


Ⅲ、クロヘラツラサギ国際シンポジュウムin韓国江華島、講師 W氏。
2011.5.14~5.16 W氏と葦の会十数名出席。

韓国からきらら浜公園に来所され招待等された。

繁殖状況は、江華島付近の離島、非武装地帯の離島、仁川・松島人工島、北朝鮮領土内。
個体数は、増加傾向だが2009年の2,300羽、2010年は1,850羽に減少し予断を許さない状況。

越冬状況は、2010年は日本で約270羽、台湾では約840羽、その他は韓国済州島・中国・香港・東南アジアなど。
2010年の日本の越冬地は曽根干潟(10羽)・博多湾(47)大授がらみ(27)・熊本港(41)・八代海(65)・一ツ瀬川河口(10)・万之瀬川河口(15)・加治木ー隼人地区(19)・沖縄(21)・山口湾(14羽)。

*きらら浜公園および山口湾の飛来数の推移、2001年(0羽)・2001(1)・2003(2)・2004(3)・2005(4)・2006(4)・2007(3)・2008(3)・2009(13)・2010年(14羽)。2009年からの急増は地球温暖化で北上、2009年10月に福岡市東区アイランドシティ人工島建設による湿地の減少の影響か。


【鳥合わせ】①きらら浜公園:アオアシシギ、ミサゴ、カワウ、セッカ、ヒドリガモ、ホオアカ、アオサギ、カイツブリ、ツバメ、コリウズラ?、ハシボソガラス。②近くの水田:クサシギ、ハクセキレイ(若鳥)、コサギ、チュウサギ、ダイサギ、アマサギ、クサシギ、タカブシギ、スズメ、ショウドウツバメ。合計21種。

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