2017年10月5日木曜日

日本野鳥の会 山口県支部「美祢地区」 2017年9月 秋のハチクマの渡り2,540歩


2017年9月23日(土・祝)曇り、14名参加


美祢市桜山、秋のハチクマの渡り
桜山総合公園山頂の展望台、見晴らしの良い独立峰で観察
 
 
 8時に桜山総合公園駐車場に集合、展望台まで少し歩くとアオゲラが迎えてくれました。昨日の雨で留まったハチクマが飛び立つのを期待しましたが、天気は曇りで上昇気流が起こらず東南アジアまでの長旅のハチクマは動かず、未だ青色の薄いオオルリの幼鳥が十数羽動き回って楽しませてくれました。10時を過ぎると展望台の北側をぼちぼちハチクマが西に飛び始め、12時ごろには十数羽が展望台上空を通過、ハチクマの飛ばない時には福岡空港など発着の東京方面の旅客機を14時頃まで楽しみました。15時過ぎからはアサギマダラを観ながらハチクマを待つが渡りがなくなり撤退、「2017美祢ランタンナイトフェスティバル」会場を車中からチラ見して帰途につきました。
 
*ハチクマは山口から九州を経て東南アジアで繁殖、本日の探鳥会では104羽を数えました。 
 
ハチクマの渡り、桜山総合公園展望台上空 「11:58」


探鳥会資料

桜山総合公園など案内板


桜山総合公園展望台から、北側の長門方面を望む



【探鳥会で観察した野鳥 19種】
 ハチクマ、トビ、サシバ、コゲラ、アオゲラ、サンショウクイ、カケス、ハシブトガラス、ヤマガラ、シジュウカラ、ツバメ、イワツバメ、ヒヨドリ、ウグイス、メジロ、コサメビタキ、キビタキ、オオルリ、キセキレイ

Ⅰ、午前中
 曇天で気温が上がらず上昇気流が発生しなくてハチクマの渡りが始まらない、合間にアオゲラやコサメビタキなどが顔を出し、ルリビタキ幼鳥の集団の追っ駆けっこで鳴き声と飛翔のお勉強。
ハチクマは10時を過ぎるとカルスト台地の美祢市秋芳町・龍護蜂426.5mを迂回したのか?急に北側遠方から順次現れる。近くの桜山から飛び立ったのか?、宇部興産㈱石灰石採石場や旧麦川炭鉱ボタ山の低空にも表れる。
*オマケ情報:映画「青春の門」(主演:吉永小百合)、麦川炭住街がロケ地になったそうです。
青色のルリビタキの幼鳥が飛び回る、展望台下の林
ハチクマの渡り、美祢市大嶺町重安上空 「10:01」

同上、北西の美祢市大嶺町麦川上空 「10:53」
同上、背後は旧麦川炭鉱ボタ山 「10:53」

同上、宇部興産(株)石灰石採石場の採掘池上空 「11:56」

Ⅱ、お昼ごろ
 お昼前に探鳥会としては鳥合わせをしてお開き、余り綺麗でない展望台トイレを使用中の不運な地元の方の不在時に展望台上空にハチクマが12羽出現。参加者が少なくなると野鳥が出現するジンクスは生きている、やはり携帯食糧と飲料水は必携です。
弱い北風が吹き出しツバメが飛び始めると、南方遠くの瀬戸内海側にハチクマの渡りが例年どおり始まり、北側も羽ばたきながら低空で通過するものもあり、西方の下関市豊田町・崋山(げさん)713.3m手前にタカ柱らしきもの。
桜山総合公園展望台の上空 「11:58」

旅客機とハチクマ 「11:58」  上空は福岡空港と羽田空港など結ぶ航空路 

プロペラ機 「12:08」

崋山付近のハチクマの渡り 「12:57」

宇部興産㈱伊佐セメント工場煙突とハチクマ 「13:39」

Ⅲ、お昼過ぎ
 14時過ぎからはハチクマの渡りはバッタリ無し、展望台下を観ると今日は上空で見掛けないアサギマダラが食事中。沢山見掛ける山陽小野田市・竜王山136.2mに向けて良い北風が吹いているのに、旅するチョウ(蝶)はお腹が空いてまだ旅をしないのだろうか。
アサギマダラ、食事中 「15:25」

同上

Ⅳ、下山後、その他の探索
 桜山総合公園展望台から見えた「2017美祢ランタンナイトフェスティバル」、美祢市役所下流の厚狭川河川公園(さくら公園)で開催は時間が無いので今後の為に車中調査にとどめました。
美祢ランタンナイトフェスティバル会場・案内板

美祢市役所

会場は美祢市役所の厚狭川下流左岸  「R435号 美祢大橋から撮影」

JR美祢線・美祢駅前のランタン 「臨時列車運行」

Ⅴ、その他、美祢市で行ったウオーキング
 「美祢の太古と伊佐市幕末史跡巡り」 2015年10月4日(日)晴れ、一般向、約10㎞
検索 ⇒ 山口西京ウオーキング協会 美祢の太古と伊佐市
当該ブログ 右欄外アーカイブから 2015年10月20日

 掲載:美祢市歴史民俗資料館 & 美祢市化石館(伊佐セメント工場 採掘出土品) 

 
 
 
 

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