2019年10月6日(日)晴れ・曇り、11名参加
周防国衙跡を訪ねて
周防国分寺、佐波神社、多々良大仏殿、朱雀大路、浜ノ宮など所縁の地を巡ります
「二千年の歴史が息づく防府 or 維新発動の防府」の散策、周防国衙跡&菅原道真公の足跡&中世守護大名の大内氏&幕末の歴史などを訪ね歩きました。
JR防府駅前から「まちの駅うめてらす」に向う道は「第17回 天神まちかどフェスタ」で大繁盛(大混雑)、天神通りで人々を掻き分けて県内各地の方々を迷子にしない様にウオークしました。
暑くも寒くもない天候に恵まれ、歴史に興味のある方と其れなりの方と無事にゴール、後は防府の美味しい物を求め各自散策されました。
注:下見時などの写真が混在しています
|
周防国府跡の石碑・国廳の碑 |
|
同上、国衙公園の説明板1/3 |
|
同上 2/3 |
|
シンポジューム・ポスター 周防国府の実像 |
|
国衙公園の説明板 3/3 |
【経 路】 一般向、約10㎞
スタート:JR防府駅(てんじん口)10:21~ルルサス防府11:22/24~『第17回 天神まちかどフェスタ』~幸せます通り10:26/31~らんかん橋10:40~まちの駅うめてらす(敢闘賞 だし醤油、歴史の本)・防府天満宮大鳥居前10:44/55~〈旧山陽道〉~芦樵寺11:00/01~桑田醤油前看板11:01~桝形の街道曲がり道・一等水準点11:02~武光家屋敷跡(元天満宮大宮司家)11:03~周防国分寺11:06/08~三宝荒神宮(ペットの神様)11:10/11~周防国衙跡石碑(西北隅)11:13/14~佐波神社・鐘栄稲荷神社(旧カネボウ防府工場)11:14/19~獅子殿御旅所(菅原道真公の大宰府行き御立ち寄り処)11:20~毛利邸駐車場「トイレ休憩」11:22/28~多々良大仏殿11:33/35~朱雀大路北端11:35~国廳の碑(周防国庁跡)11:44/46~国庁八幡宮跡11:46~東林寺前11:48~周防国衙石碑(朱雀大路)・国衙跡交差点11:49~〈県道54号線・旧R2号〉~横断歩道(旧山陽道分れ)11:56~国府中前11:58~岸津神社(伝 琳聖太子来朝着岸之地、大内氏始祖)12:00/04~江川の浜宮第一橋橋詰12:08~浜ノ宮モニュメント・周防国衙跡石碑(東南隅)12:10/13~江川の浜宮第一橋橋詰12:15~周防国衙跡石碑(浜ノ宮跡、景行天皇の熊襲征伐石碑、大峯山上大権現)12:16/17~江川の船所橋橋詰12:18~周防国衙跡石碑(船所)12:18~江川の三軒家橋橋詰12:19~〈防長交通防府営業所裏〉~マンション手前左折・江川の流田橋12:28~周防国衙跡石碑(西南隅)12:28/30~江川の大樋橋12:32~ザ・ビッグ横の交差点12:25~防府けいりん駅前サービスセンター前12:45~ルルサス防府前12:47~ゴール:JR防府駅(てんじん口)12:50
Ⅰ、JR防府駅周辺
JR防府駅から『第17回 天神まちかどフェスタ』を目で楽しみながら、天神商店街を経て「まちの駅うめてらす」に向う。
|
桑山山頂Pから望む、手前はJR防府駅、奥は天神山山麓の「まちの駅うめてらす」、右端の国衙(国庁)跡はビルの陰 |
|
防府観光早わかりMAP(部分) |
◎防府駅(てんじん口)
ウオーキング前のストレッチを駅東側の空き地で行う、北の防府天満宮「まちの駅うめてらす」に向けて歩き始めました。
|
JR防府駅の北側(てんじん口) |
◎ 第17回 天神まちかどフェスタ
防府商工生徒さん&地元商店街合同の商い、久々の人出で大混雑して遠方参加者(県内各地)と逸れない様に集団歩行、美味しい物を目の前にして買い物が出来ずに残念でした。
|
チラシ(表) |
|
チラシ(裏) |
・ルルサス防府 フェスタ会場
|
ルルサス防府 |
|
同上 |
・ 幸せます通り フェスタ会場
|
幸せます通り(銀座商店街) |
|
同上 |
|
同上、幸せます大看板 |
◎ 天神商店街
天神山の山麓にある防府天満宮を遠望しながらウオーク、日本で最初に菅原道真公をお祀りした天満宮で御神幸蔡「裸坊祭り,11月第4土曜日」が全国的に有名です。
|
天神通り商店街 |
|
同上、らんかん橋 |
|
同上、防府天満宮を望む |
Ⅱ、周防国衙跡の北側周辺
防府天満宮下の「まちの駅うめてらす」で暫し休憩、旧山陽道沿いの歴史散策をしました。
|
周防国衙跡の北側周辺 |
◎ まちの駅うめてらす
「チラシ(裏)③ 展示・情報・休憩コーナー」で防府観光ビデオを約6分間鑑賞、参加者に敢闘賞(桑田醤油、だし醤油)を購入し配布、下段で紹介の防府歴史関連本も販売中です。
|
左:まちの駅うめてらす、 中央:防府天満宮石鳥居 |
|
萩往還と旧山陽道の分岐点 |
|
うめてらす、チラシ(表) |
|
チラシ(裏) |
|
桑田醤油 だし醤油 |
|
旧山陽道沿い周防国衙跡関連施設の記述 B4判、P75 2018.03.31 |
|
高杉晋作を福岡藩で匿い、倒幕祈願中に防府で客死 A5判、P158 2016.09.22 |
◎ 旧山陽道沿い 1/3
旧山陽道の桝形(防衛上の曲がり道)など歩き、幕末に坂本龍馬など勤王の志士を援助した岡本三左衛門などと大内氏の歴史を芦樵寺の門前に訪ねる。
|
芦樵寺(ろしょうじ)、説明板 |
|
同上、岡本三右衛門の頌徳碑(しょうとくひ) |
|
芦樵寺の山門 |
|
桑田醤油の案内板 「だし醤油、うめてらす購入」 |
|
旧山陽道の桝形 |
|
一等水準点 |
|
武光家屋敷跡、毛利元就の防長制圧時に非協力で失職 |
◎ 周防国分寺(すおうこくぶんじ)
全国でも稀に現存する国分寺です、平成の金堂大改修で立派に成りました。聖武天皇の勅願(天平13年、741年)の周防国 国分寺、築地塀に5本線(他は、3本と4本)の筋塀は皇室に由来する格式の最高位です。
|
説明板 |
|
同上 |
|
楼門(正面) |
|
同上(斜め) |
|
金堂 |
|
塔跡、説明板 |
|
同上 |
|
火渡り「薬師大法要」2019.11.02. 左右の築地塀に最高の寺格を表す5本線が観られます |
◎ 旧山陽道沿い 2/3
・ ペットの守護神
|
三宝荒神宮 |
・ 周防国衙跡石碑(西北隅)
今回のウオークは「東北隅」は諸般の事情で割愛しました、残りの三つの隅を存分に楽しみましょう。
周防国衙跡(四隅)の説明板、此の西北隅(せいほくすみ)にしかありません。
|
石碑 |
|
国衙域の左側、石碑から南を望む |
・佐波神社(周防惣社 金切宮)
明治40年(1907)に金切宮が浜宮(浜ノ宮)、国庁八幡宮、日吉神社と合併して佐波神社になりました。
平成26年(2014)カネボウ防府工場(防府市鐘紡町)の廃止に伴い、鐘栄稲荷神社が此の地に遍座されました。
|
佐波神社の由来 |
|
佐波神社石碑、参道入口の一の鳥居 |
|
左は佐波神社、右は鐘栄稲荷神社 |
|
同上 |
|
鐘栄稲荷神社御由緒 |
|
同上、お宮 |
|
防府市多々良出身の作曲家、大村能章先生「野崎小唄」歌碑 |
・ 獅子殿(ししでん)御旅所
菅原道真公の大宰府下向時に同族の此の家で難を逃れました、御縁で同公を日本最に御祀りした防府天満宮「扶桑菅廟最初之碑」の獅子頭が安置されていました。
|
獅子殿の由来 |
・毛利邸駐車場「トイレ休憩」
トイレ入口に毛利博物館2019年度の展示会スケジュールが掲示、画聖雪舟の国宝・山水長巻などの国宝展が2019年10月26(土)~12月8日(日)開催されます。
当初のトイレ休憩は国衙公園、下見調査で故障中だったので当日告知して変更しました。
|
説明板、通路入口に設置(部分) |
|
左奥を進むと毛利庭園・毛利博物館、右にトイレ完備の駐車場 |
|
毛利博物館「2019年度の展示会スケジュール」など 1/2 |
|
同上 2/2 |
・ 多々良大仏殿(たたらおおぼとけでん)
東大寺再建の重源上人(ちょうげんしょうにん)所縁の仏像、大正5年(1916)の毛利邸の造営に掛り此の地に遍座されました。
|
説明板 |
|
大仏殿 |
|
同上 |
|
大仏様 |
|
同、ビュースポットやまぐち |
Ⅲ、周防国衙跡 政庁域など
政庁域の二町域(約210m四方、一町=106~109m)は江戸時代も長州藩の支配を免れて東大寺侯任(とうだいじこうにん)が支配、戦国時代までの土居八町域(約860m四方)=周防国衙跡区域は東大寺管理(国司)でした。
|
政庁域(二町域)、説明板 |
◎ 国庁など
|
「国庁」の碑と国庁寺 国衙公園説明板 |
|
同上、ビュースポットやまぐち |
|
国廳の碑 |
◎国庁の関連施設
・ 国庁八幡宮跡
明治になって佐波神社に合祀されました、奈良東大寺の手向山八幡宮から分霊されたのでしょうか?、説明板に分り易い記述はありませんでした。
|
国庁八幡宮 |
・ 朱雀大路(すざくおおじ)
平城京と言えば「すざくおおじ」が有名、遠く突き当りの山裾に毛利氏庭園・毛利博物館が微かに見えます?。
旧の町名の朱雀、何故かスサカと読んでいたと「山陽道散策」まちの駅うめてらす購入本に記述がありました。
|
朱雀大路を北に望む |
|
東林寺山門、重源上人所縁のお寺 |
|
東林寺本堂、国庁八幡宮跡付近から望む |
|
朱雀大路を振り返る、旧山陽道は東へ直角に曲がり進む |
◎ 旧山陽道 3/3
T字路の国衙跡交差点を左折(県道54号線、旧R2号)、国府中前の横断歩道で旧山陽道をお別れして南下します。
|
旧山陽道、道路反対側(南側、海側)にユニクロ防府店の国衙跡交差点 |
|
同上、横断歩道を渡り旧山陽道と分れ南下します |
|
国府中学校正門 |
◎ 岸津神社
守護大名の大内氏始祖の琳聖太子が此の地に着岸されたと伝えられています、古社で御鎮座千四百年式年大祭記念碑(平成9年9月刻、1997)、立派な猿田彦大神も鎮座されています。
参考に山口市大内の乗福寺、琳聖太子供養塔など2葉を添付しました。
|
岸津神社 |
|
同上、伝・琳聖太子来朝着岸之地 |
|
同上、拝殿。 9月23日お祭り、相撲の土俵跡が残っていました |
|
手前から、本殿と拝殿。 立派な大内菱が観られました |
|
御鎮座千四百年式年大祭記念の石碑 |
|
猿田彦大神 |
|
参考:山口市大内の乗福寺、琳聖太子供養塔など |
|
同上 |
Ⅳ、周防国衙跡の南部周辺
浜ノ宮(浜宮)モニュメント、周防国衙跡石碑(東南隅)、船所・浜ノ宮(浜宮)跡&石碑、周防国衙跡石碑(西南隅)をJR山陽本線高架下の沿線で辿り楽しみました。
|
国衙公園の説明板 |
◎ 船所・浜ノ宮(浜宮)跡
・ 浜ノ宮モニュメント
|
説明の鋳版 |
|
鋳鉄のモニュメント、背後は江の川河口のイオンタウン防府 |
・周防国衙跡石碑(東南隅)
|
石碑 |
・ 浜ノ宮跡
|
江川の浜宮第一橋 |
|
手前は周防国衙跡石碑、中は浜ノ宮跡&大峯山上大権現、奥は景行天皇の熊襲征伐石碑 |
|
景行天皇の熊襲征伐石碑 |
・ 船所跡
|
江川の船所橋 |
|
周防国衙跡石碑(船所跡) |
◎ JR山陽本線高架下を西行き(JR防府駅へ向う) 1/2
三軒家そばに鐘紡(カネボウ)防府工場に向うJR防府駅からの引き込み線がありました、工場撤退に伴い廃止され細長い空き地になって仕舞いました。工場跡地の一部はイオンタウン防府になり、最近ではエア・ウォーカー防府工場が進出されました。
次の目的地の周防国衙跡石碑(西南隅)行きは難しく、防長(バス)交通防府営業所裏を通過しマンション手前を左折、江川の流田橋を渡ると直ぐ左側の空き地にあります。
|
江川の三軒家橋橋詰 |
|
JR高架下ウオーク |
|
防長交通防府営業所裏、先のマンション手前を流田橋へ左折 |
|
流田橋の直ぐ先の左、国衙跡石碑(西南隅) |
|
江川の流田橋 |
◎ 国衙跡石碑(西南隅)
説明板など無く不親切、経路の案内なども全く無いので注意してお探しください。
|
石碑 |
|
石碑 |
|
同上、右側の国衙域を北側に望む |
◎ JR山陽本線高架下を西行き(JR防府駅へ向う) 2/2
ゴール近くになり気分爽快、ウオーカーさんから美味しいご飯屋さん&お土産の質問を受けながら、全員無事に完歩して目出度し々で感謝感激で解散しました。
|
JRを挟んだ反対側はザ・ビック、JR高架下ウオーク |
|
防府けいりん駅前サービスセンター前 |
|
中奥にJR防府駅(てんじん口)、右はルルサス防府 |
・・・・・・・・・・・・・・・周防国衙跡の参考資料・・・・・・・・・・・・・・・
☒ 防府市文化財郷土資料館
|
パンフレット(表) |
|
同上(裏) |
|
遺構発掘調査 B4判、P95 1990.03.20 |
|
~ほうふ学入門~ B4判、P191 2016.08 |
0 件のコメント:
コメントを投稿