2015年8月22日(土)晴れ、9名参加。
きらら浜自然観察公園のヒヌマイトトンボの生態勉強会&探鳥会
山口市阿知須の山口県立きらら浜自然観察公園で 「ヒヌマイトトンボ」 の勉強会。絶滅危惧種のヒヌマイトトンボとベッコウトンボの生息する全国でもとても珍しい地域です。同園の渡邉徹レンジャー講義の後に生息地のヨシ原・淡水地へ、。7月下旬までが生息期でヒヌマイトトンボは留守でしたが、珍しいヒクイナの歓迎飛行とタイワンウチワヤンマ撮影などで充実。盛夏にも関わらず野鳥も22種観察、あまりの暑さに早々に鳥合わせをして撤退しました。
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きらら浜自然観察公園 バンフレット(表) |
同上 パンフレット(ウラ) |
勉強会資料 |
【探鳥会で観察できた野鳥 22種】
オオヨシキリ、カイツブリ、キジバト、ヒヨドリ、トビ、セッカ、ヒドリガモ、ダイサギ、ダイゼン、ハクセキレイ、セグロセキレイ、ホオアカ、ツバメ、ヒクイナ、ミサゴ、カワウ、アオサギ、アオアシシギ、キアシシギ、ソリハシシギ、カルガモ、バン。
『トンボ』
ムスジイトトンボ、ウズバキトンボ、ショウトンボ、タイワンウチワヤンマ、アオモンイトトンボ、ショウジョウトンボ、シオカラトンボ、コフキトンボ。
『その他』
キアゲハ「チョウ」、アカテガニ「カニ」。
◇きらら浜自然観察公園レクチャールーム 「ヒヌマイトトンボ勉強会」
大きさ30mm以下で一般的に汽水域のヨシ原に6月下旬から7月下旬に棲む、和名の由来は茨城県・涸沼(ヒヌマ)で発見された事による。絶滅危惧種のベッコウトンボと共に同地で弱い物同士が生息。通常は汽水域のヨシ原に生息するが、きらら浜自然観察公園では淡水池のヨシ原に生息、なぜか同園の汽水域にはいない?。
ベッコウトンボ (勉強会資料) |
ヒヌマイトトンボ・オス成熟 (勉強会資料) |
同上・メス成熟 (同上) |
同上・メス同色型交尾 (同上)。 メス同色は西日本ほど多く、約半数の年もある |
◇同園ヨシ原・淡水池の観察 「ヒヌマイトトンボ生息地」
天敵のアオモンイトトンボを避けてヨシの密生した所に生息、滞在は7月下旬までで今は不在、ベッコウトンボや多くのトンボの生息地です。
タイワンウチワヤンマとウズバキトンボをスコープを使った写真撮影、ピント合わせに難儀した。
ヒヌマイトトンボ生息地 ヨシ原・淡水池の観察路よりに生息 |
ヨシ原・淡水池 (勉強会資料) |
タイワンウチワヤンマ |
ウスバキトンボ |
◇きらら浜自然観察公園の情報。
《公園紹介》 ここは渡り鳥の交差点です。 「 同公園パンフレット抜粋」
この公園は、きらら浜に生息する野鳥を中心とした、たくさんの生き物とその自然環境を守りながら、だれでも身近に自然を観察し、ふれあい親しむことができる公園です。
淡水池、ヨシ原、干潟、汽水域、樹林地という5つの自然環境をもつフィールドと、自然観察や自然学習の拠点となるビジターセンターや観察展望棟などの施設が整っています。
日本野鳥の会の書籍など販売、フィールドガイド 日本の野鳥(増補改訂新版 )を購入してお勉強?。
観察ホール、干潟が良く観える |
干潟にダイゼンが一人(一羽)ぼっち |
杭上のダイゼン。杭が3年で腐り、塩ビ菅に改修 |
淡水地、親離れしたカイツブリ幼鳥が一羽のみ |
今年6月発行の最新版、税抜き3,800円 |
◇きらら浜自然観察公園周辺。
山口きらら博記念公園は8月2日(日)まで第23回世界スカウトジャンボリー、33,000人のテント生活で大盛況。今日は同公園・野外音楽会(WILD BUNCH FAST 2015)で大渋滞のとばっちり、探鳥会とは違い若い人達だらけ。
第23回世界スカウトジャンボリー会場、撤去作業中のハブテント |
同上、テント村 |
山口きらら博記念公園、野外音楽会で一方向のみ大渋滞 |
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