2013年8月24日(土)雨・曇り、3名参加。
県立きらら浜自然観察公園でトンボの座学と野鳥観察
久しぶりの雨、北浦地方は大雨で20名の参加予定者の直前キャンセル続出。会員の大多数が萩市近郊なので仕方が無いと思うが、少人数になり「トンボのお話」講師のレンジャーさんに申し訳ない気持ちで一杯。盛んにメモ・写真をとりブログ製作しました、至らない点は御容赦してください。
*県立きらら浜自然観察公園 「渡り鳥の交差点へようこそ!」公式HPより抜粋。
野鳥などの沢山の生きものと、その生息環境を守りながら、だれでも身近に自然を観察し、自然に親しむことができる公園として2001年4月27日にオープンしました。きらら浜と山口湾周辺一帯は、シベリアやカムチャッカから日本列島を縦断して東南アジアに向う渡り鳥たちと、モンゴルや中国から朝鮮半島を経由し四国・九州へ横断する野鳥たちの交差点にあります。冬に訪れるカモ類、チュウヒやハイイロチュウヒなどタカ類、春・秋に訪れるシギ・チドリ類も多く、日本では珍しい迷鳥もよく訪れます。
山口県立きらら浜自然観察公園 ビジターセンター |
◎午前中は、レクチャールームで「トンボのお話」と観察ルームで野鳥観察。
午後は、萩カワセミクラブ員のみで「きら浜公園内」野外の野鳥観察。
Ⅰ、きらら浜の「トンボのお話」 講師:わたなべとおる(有名俳優と読みが同じ)レンジャー。
注:アンダーラインは写真あり。OHを写真撮影、ピンボケですみません。
a)トンボの種類。
きらら浜で観察されたトンボ 説明板 |
過去に公園内で確認されたトンボ 総計52種 |
b)特徴的な種。
ベッコウトンボ(山口県RDB絶滅危惧類ⅠA類)、アオヤンマ(環境省RDB絶滅危惧類)、ネアカヨシヤンマ、タイリクアカネ、チョウトンボ。
ベッコウトンボの最大個体数 棒グラフ、周期的に増減 |
ベッコウトンボ |
c)多いベスト 5。
アオモンイトトンボ、ムスジイトトンボ、ベニイトトンボ、コフキトンボ、チョウトンボ。
チョウトンボ |
d)渡りをする種。
アキアカネ(通称、赤トンボ)、ウスバキトンボ、ハネビロトンボ、タイワンウチワヤンマ、シオカラトンボ、アオモンイトトンボ、アオビタイトトンボ。
タイワンウチワヤンマ |
e)迷・珍トンボ。 地球温暖化の影響か?、南方系の種が北上。
オオギンヤンマ、タイリクアキアカネ、オナガアカネ、ハネビロトンボ、ベッコウトンボ × ヨツボシトンボ交雑固体。
オオギンヤンマ |
タイリクアキアカネ |
ベッコウトンボ × ヨツボシトンボ交雑固体 |
f)トンボのお勉強で、私なりに分った事(間違ってい鱈、御免なさい)。
①♂と♀の判別。 ♀:尻尾に突起、♂:尻尾はたいら。
②海岸部と内陸部で住む種の分布が違う。
③食性。蛾など肉食系、トンボも食べるが異種を好む。
④大陸からの旅する種もいる。
⑤東南アジアから日本に移り住む種、地球温暖化のせいか?。
⑥赤トンボと言う種はいない。ナツアカネなど。
⑦きらら浜、チョウトンボやベッコウトンボが多い。環境を大切にして発生を促したい。
⑦きらら浜、チョウトンボやベッコウトンボが多い。環境を大切にして発生を促したい。
Ⅱ、観察ルーム。
スコープ(望遠鏡)で眠ろうとする野鳥観察、ダイゼン・ソリハシシギ・ツルシギなどの安眠妨害。
ビジターセンター観察室 (望遠鏡常備) |
同上、公園の干潟を望む。奥は椹野川に架かる周防大橋、斜張橋の塔を遠望 |
干潟の竹杭に留まるダイゼン、大勢の方の視線で眠れず(片足は眠り体制) |
Ⅲ、きらら浜公園内の野鳥観察(午後、萩カワセミクラブ単独)。
お菓子も食べた昼食後。トンボ池の説明板を眺め、ヨシ原でセッカの声、観察展望塔下の土路川河口上流・遠くにオナガガモ発見、満潮で野鳥は少ない。樹林地から干潟そばにナツアカネの大群、淡水池の浄化でカイツブリ親子を見つけて満足。
雨が降り出し、鳥合わせを行い解散。
トンボ池の説明板 |
ヨシ原、セッカが騒々しく鳴く |
遠くにオナガガモ 土路石川河口 |
ビジターセンター傍を飛ぶナツアカネ?(通称、赤トンボ)、右奥の白色は「きららドーム」 |
淡水地、最近水質が綺麗になり、カイツブリが帰って来た |
カイツブリの親子、中央は親から貰った小魚を食べる子供 |
【観察できた野鳥 25種】
アオアシシギ、ソリハシシギ、カイツブリ、ツルシギ、ウミネコ、ダイサギ、ハシボソガラス、ダイゼン、カワウ、アオサギ、カワセミ、キジバト、ツバメ、セッカ、カルガモ、オナガガモ、ホオジロ、オオヨシキリ、ハクセキレイ、ハヤブサ、ハシブトガラス、ヒバリ、ミサゴ、トビ、スズメ。